たまに夢に出てくる子がいる。 小学1年生の少年。 後ろ頭が丸くて、目が時折きらりと光り、絵本が大好きで、クッキーの空き缶にビー玉や遊戯王カードをそっと隠すように集めている。 私は大学時代、彼の家庭教師をしていた。 両親は有名大出のエリート(自称)。 私は彼の両親との初対面で、「あ、見下されているな」 と感じた。 私の大学はその両親の大学と双璧のような呼び方をされる
2019年06月
少年の文化
誰かの中に自分がいる
私の経歴はあまりストレートなものではなくて、 中学生からウェブサイトを運営する→結構な人が見に来てくれる→小説をメインで書く→海外に家の都合で移住する→帰国する→片手もなかったドストエフスキーファンサイトも持っていた(未だに知ってたと声をかけられる)→漫画をまともに描いたこともないのに突然漫画家になる というシンプルに説明しても我ながらよくわからないものになっている