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誰かの中に自分がいる

 私の経歴はあまりストレートなものではなくて、 中学生からウェブサイトを運営する→結構な人が見に来てくれる→小説をメインで書く→海外に家の都合で移住する→帰国する→片手もなかったドストエフスキーファンサイトも持っていた(未だに知ってたと声をかけられる)→漫画をまともに描いたこともないのに突然漫画家になる というシンプルに説明しても我ながらよくわからないものになっている

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仏像と空間と祈りと

 奈良が好きだ。  厳密には奈良時代が好きだ。  更に厳密に言えば天平文化が好きだ。  そしてそれらを擁してい…

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5月上旬の告知まとめ

 お知らせが立て続けにあった5月でした。 このジャーナルはあとから読んでも時期をあまり感じさせない読み物にしようと思っているのですが、ちょっと告知が直近でたてこんでしまったので、今回はまとめ記事としてはじめて書いてみようと思います。モーニング読切『いつかゼロになる』 5/9、

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明晰夢から目覚める時

 あまりしたことのない自己紹介をしてみようかなと思う。 生まれつきの金縛り体質で夢見体質だ。 どれくらいかというと入院をして精密検査をし、脳波を見た専門医に「なにこれ……」とつい本音をもらされるレベルだ。 見る夢の4~6割程度が明晰夢で(明晰夢がわからない人はぐぐってください)、自分で金縛りと明晰夢を起こそうと思えば起こせるくらいは慣れている。 したがって私は一晩に最低一度

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お花見

 3月の終わりに花見に行った。 ピクニックシートを持って友人と花見に行くのはおそらく生まれて初めてで、これまでの人生でまともに花見をしたことがなかった私は、すでにほぼ満開の桜が出迎える新宿御苑で「桜があるなあ」 という究極のゲシュタルト崩壊した感想を持つことになってしまった。 ちょっとしたバカ。ディスイズアペンといい勝負の感想文ではないかと思う(ディスイズアペンのほうがそれが何であ